Vritra Mark 2

新しい映像圧縮アルゴリズムについて2。
先日の記事で次のBrynhildr Freeのコアエンジン「Vritra(ヴリトラ)」の新しいバージョンでは、CPUの負荷は下がったものの速度は据え置きですとお伝えしましたが、記事がなかなかの反響でしたので、ちょっとこれはオマケをつけないといけないなという気持ちになりまして、速度向上を抑えていた3つ(さらに1つ発見しました)のリミッターのうちの1つを解除することにしました。
とゆーわけで最初のリミッターは一部の処理をアセンブラに置き換えがメインなんですが、まあ確実にボトルネックになっていたのは分かっていて、Verethragnaのコアエンジン(Vajra)はこの部分を既にアセンブラ化してましたので、それに倣ったよーな感じにしてそれでいてさらに新しくしました、この週末に。
でもってほぼほぼ完成してるんですが、結果的に従来よりも2倍くらいの速度になりまして、Verethragaと同等の速度になりました。まあ分かってましたけど。
Verethragnaの速度と同等でVerethragnaのYUV420より高画質でVerethragnaのRGB32よりも低負荷ということになります。勝った負けたではなくこの辺は利用用途によるケースバイケースとゆーこともあるかと思いますのとこの辺は手触り感もあると思いますので実際に使ってみて比較などをして頂ければと思います。色々と試してみるのも楽しいですよね。
てことで予定を変更して速度向上の作業を進めていましたのでリリースが少し後ろにずれ込んでしまってすみません。
あと前回は「Vritra 2.0」と書いて今回は「Vritra Mark 2」としてみましたけど特にコアエンジンにバージョンは設けていないので何でも良いんですがw
そんな「Vritra Mark 2」を実装した「Brynhildr 3.1.0」を間もなくリリースですのでお楽しみに!(2回目)