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KeroRemote

リモートデスクトップエンジニアのブログ。


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潜在機能。
「Siegfried」や「Brynhildr」の潜在機能についてちょいと。

バージョンアップのトコで御伝えしてました完全にコメント化されて動作しない「潜在機能」についてですが、これが何かと申しますとズバリ、

「 中継機能 」

でする。正確には中継サーバーと通信できる機能ですね。仕様的には、以前開発してました「Murakumo」のようなスタイルではあるんですが、余計な部分を全て削ぎ落としてとんでもなくコンパクトになっております。認証機能まで削ぎ落としてしまいましたので、ユーザー認証系が全く動作しないので運用なぞまだまだ先ではあるのですが、それ故にかなりパフォーマンスが良いです。

まだプロトタイプの段階ではありますが、接続の手続きをかなり最適化させまして、1秒くらいで「クライアント ⇔ 中継サーバー ⇔ サーバー」の接続が完了します。パフォーマンスに関しては、ローカルでテストしている状態では、ほとんどパフォーマンスが落ちないレベルです。ですので、直に接続しているのとほとんど変わりないレベルで御座います。まー、この辺はさらに最適化させていきたいとは思っておりまする。日本の技術力の底力的な。

あと、「Murakumo」は中継サーバーが存在する事が必須でしたが、今回の機能は「中継サーバーを経由しようがしまいがどちらでも」とゆー事になっております。かなり地味ですがハイブリッド的な感じなので結構拘りの仕様だったりします。中継サーバーやら認証サーバーやら「Murakumo」はテストも大変でしたし・・・。

あと、これは最大の特徴かもしれませんが、中継機能はサーバー側のみで完結してまして、クライアント側はこれまで通りに接続できます。これは何を意味するかと言いますと、iOS版の「KeroRemote」やオープンソースのクライアント(パブリックモード)でもそのまま中継サーバーを経由してサーバー側に接続が可能という事です。ただ、設計上は可能にはなってはおりますが、そのままBrynhildrやSiegfriedで実現できるかと言いますと、それはちょっとまだ先になると思います。あと認証系もちょっと色々とまだ決めない事が山積みです。

さて。

この中継機能は前から企画はしていましたし「Murakumo」とゆー存在もあったのですが、「TeamViewer」や「Chromeリモートデスクトップ」など中継機能を当たり前のように利用しているサービスが続々と出現している事から避けざるを得ないかなとは思っておりましたのでチョコチョコと開発はしておりました。最大のネックは「Murakumo」と同様で中継サーバーの運用にあります。ですので、リリースについてはちょっとまだ先になりそうではありますが、どこかと協力できれば早い段階でリリースという事もありえるかなとも思っております。

リモートデスクトップは難しい技術であると良く言われており、例えばインターネットを介した際のサーバー側のセキュリティやルーターの設定などの部分がネックであると思います。その辺が簡易化されればもっと多くの方にリモートデスクトップを便利に使って頂けるのではないかと考えています。同時に、利便性が上がる分セキュリティが下がってしまいますので、近年のセキュリティ担当者の方は大変な思いをされているかと思います。ま、いつの時代も大変かとは思いますが・・・御疲れ様です。

そんなこんなでこんな中継機能を開発しておりまして、既に実装テスト段階であるとゆー御報告で御座いました。未だに国内外から「Murakumoの運用開始はいつですか?」とゆー御問い合わせを頂きますがこんな状況でする。実は水面下で頑張っております。本業の合間に開発ですので、進捗はかなり悪目ですがw


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